あらすじ
2025年10月31日映画公開!
2018年本屋大賞2位!
著者渾身の慟哭のミステリー
平成六年、夏。埼玉県の山中で白骨死体が発見された。遺留品は、名匠の将棋駒。叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志した新米刑事の佐野は、駒の足取りを追って日本各地に飛ぶ。折しも将棋界では、実業界から転身した異端の天才棋士・上条桂介が、世紀の一戦に挑もうとしていた――
昭和五十五年、春。棋士への夢を断った上条桂介だったが、駒打つ音に誘われて将棋道場に足を踏み入れる。そこで出会ったのは、自身の運命を大きく狂わせる伝説の真剣師・東明重慶だった――。死体遺棄事件の捜査線上に浮かび上がる、桂介と東明の壮絶すぎる歩み。誰が、誰を、なぜ殺したのか。物語は衝撃の結末を迎える! 〈解説・羽生善治〉
読後感想
ミステリー小説だったが主人公は刑事ではなく、将士上条圭介
子供の頃母親を亡くし、父親は毎日雀荘に入り浸り
典型的な親ガチャ世帯だった
だた圭介は小さい頃教えてもらった将棋が大好き
彼の新聞配達している途中に知り合った学校を定年退職した唐沢から将棋の類い希な才能を見出され、頻繁に唐沢宅を訪れ将棋の手ほどきを受ける
唐沢の遺品であった日本で最高の将棋(7組あるうちの1組)を譲りうけたことが運命を決めるひとつとなった
もう一人上条の人生を翻弄させたのは真剣師(賭け将棋で生活する将士)の東明
自分が真剣師として勝つため上条を利用したこと
これらが噛み合って頭脳明晰で東大まで卒業し事業を起こし膨大な財産を手に入れ、更に異例年齢でのプロ将士に着いたにも拘わらず将棋のおかけで人生を彷徨い始めた
上条は
・東大卒業
・外資系一流会社に就職
・独立しスタートアップ起業家として大きな財産と信用を築く
・後の夢だったプロ将士になる
だれもが夢見るエリート人生だったが父親(後日驚くことが判明)とたまた知り合った賭博将士東明にねじり曲げられたのは哀しくもあり運命だったのか
その運命も終章のなかで理由が判明する
文庫本2冊の長編だったが飽きさせず僕も盤上に浸ってしまった
僕もヒマなので将棋をやろうかなと思い始めた
相手がいなくてもパソコンやケーム機でやれるので入門の敷居は低くなったしね
もう映画は始まっているようだ
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