読書日記

読書の記憶のために

「日本有事リアル」を読む//日本有事から始まる不穏な展開

 

 

 

麻生幾著「日本有事リアル」を読みました

500ページ近い大作です

 

あらすじ

台湾有事の時、最初に狙われるのは沖縄だ!
徹底した長期取材を経て辿り着いた〝おそるべき日本の危機〟を描く、著者渾身の軍事小説。

「日本有事のリアルなストーリーとその意外な展開に読者は引き込まれるであろう」
河野克俊氏(元統合幕僚長)

中国人民解放軍が台湾周辺の海域で今までにない規模で演習を開始した。
台湾侵攻が急迫していると分析した日本政府は、〝台湾戦争〟の勃発後に日本が巻き込まれた場合を想定し、アメリカ軍の作戦をいかに支援していくべきかの検討を開始した。
その事前準備として石垣島与那国島への陸上自衛隊の事前配置を急ぐ決断をした日本を嘲笑うかのように、中国特殊部隊は宮古島をはじめとする先島諸島に徐々に浸透、破壊工作を始めようとしていた。
そして日本は、想定していなかった戦禍に見舞われていく……。

 

 

 

感想

題名が「リアル」だけあってかなり脅威に感じました

ウクライナ戦争のロシア軍の作戦と一部重なっていました

台湾より宮古島が先に攻められるという日本有事

キーワードは

中国人民解放軍

自衛隊

・用意周到

・欺瞞作戦

・プロ傭兵

・自衛力の弱体

・核

・フェイクメール

・インフラの切断

・米軍は台湾防衛主体

 

いつ起きてもあり得るストーリーです

 

ただ気になった点があります

・前半の部分では1つの文章に4行も使うことが多く読みにくかった

最近の小説ではせいぜい2行でしょう

さすがに後半戦闘部分は1行位に収めテンポ良く進行ました

自衛隊の組織や兵器関連が複雑で一般読者にはわかりにくい

小説では読者層を意識してもっとシンプルだと良かったと思う

逆に自衛隊関係者には興味津々で読めるでしょう

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