あらすじ
男子中学生がはねられ死亡 運転の75歳女性を逮捕
二十九日午後二時半すぎ、K市の市道で、歩道を歩いていた男子中学生(12)が乗用車には ねられた。K署によると、男子中学生は頭などを強く打ち、その場で死亡が確認された。
同署は、乗用車を運転していた女性 (75) を過失運転致傷容疑で現行犯逮捕した。女性は容 疑を認め、「膝が言うことをきかず、アクセルを強く踏んでしまった。家族に免許返納を勧め られたばかりだった」と駆けつけた捜査員に話したという。
同署によると、女性は自宅車庫から市道に出ようとした際、歩道にいた男子中学生をはね、 反対車線のガードレールに衝突して停止。現場は近隣の小中学校の通学路になっている片側一 車線の道路で、男子中学生は学校から帰宅する途中だった。同署は女性の容疑を過失運転致死 に切り替え、詳しい事故の状況を調べる。
読後感想
和子は夫に先立たれ、息子は別居中なので1人住まい
街の中心部やスーパーから離れた場所に住んでいるのでマイカーは必須だ
夫の乗っていた車をそのまま引き継ぎ15年乗っている
家の駐車場入口が狭いのでバックしながら車庫入れしているのがいつも苦痛に感じている
和子は近くに小学校と中学校があるので、ボランティアで自主的に交通整理をしている
あるとき新入生らしい中学生(宝)が同級生に蹴られたりしていじめられているのを目撃
宝から事情を聞くと裏校則が生徒によって作られ、これによりカバンや靴下の色などが制限されているとのこと
宝はこれを無視して別の色を着用していたためイジメに遭っているという
和子はこれを聞いて校長へ抗議に行った
しかし、イジメは一向になくならない
その母親もイジメに遭うのは裏校則を守らない息子に非があると言うではないか
シングルマザー家庭で家に居ることが少ないのでほとんど息子に構っていられないようだ
ある日和子の息子が家にいつもの四駆できていた
この車の前に自分の車を止めるのは至難の業だ
時々車の脇をこすってしまい、息子から苦言を言われる
「そろそろ免許返納したらどうか」と
ただ車が無いとスーパーに行くのもバスで片道30分はかかるし運行本数も少ないので返納には消極的だ

あるとき宝が海を見たことがないので一度見に行ってみたいと言われた
車で1時間もあればいけるので、和子と宝は約束をした
この日宝が来たので、これから海を見に行こうかと話をしていた
和子が車を家から出そうととしたら宝が一本指を上げて腰を落とした
両脇がよく確認できない状態で車が前進したらいつものイジメ中学生が宝目がけて跳び蹴りを入れてきたが宝はひょいとすり抜けた
ところがイジメの中学生はそのまま車の下敷きになった
公共交通機関の不便な場所に住んでいるとマイカーは必須だ
ただ年々体が弱ってくる老人はいつまでも運転するわけには行かないだろう
車を使わなくても済むような環境に移り住むか、家族がその手間を手伝ってくれるかしかない
今回の事故の場合はイジメ中学生が車の底に潜り込んだような事故なので中学生にもいくらかの過失はあると思うが、車対人間の場合運転者の注意喚起義務違反で100%運転手の過失と判断されると思う
自動運転車両が普及すればこのような事故はなくなると思うがもう少し時間がかかると思う
何歳までとは各人の体調具合によって異なるが「後悔先に立たず」ということばがあるように早め早めに手を打った方が良いと思う
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