あらすじ
やさしく、やわらかく、面白く
日本経済に警鐘を鳴らす本
ザイム真理教はいかにして生まれ、
どう国民生活を破壊してきたのか?
最近、ネットの世界では「ザイム真理教」という言葉が頻繁に使われるようになった。
財務省は、宗教を通り越して、カルト教団化している。そして、その教義を守る限り、日本経済は転落を続け、国民生活は貧困化する一方になる。
本書では、なぜザイム真理教が生まれ、それがどのように国民生活を破壊するのかというメカニズムを述べていこうと思う。
感 想
財務省(旧大蔵省)は日本を牛耳る尊大な省庁です
その主たる目標は財務健全化です
森永氏が執筆している時点で財務省をおちょくる本かと思っておりました
よって本を読む優先順位が大きく下がりました
この本は「財務健全化の誤り」と「財務省の自己防衛能力」に大きく2つに分かれています
「財務健全化」については債務膨張しても国の財政は悪化することなく、むしろ消費税等を減税し消費を活発化すべきであると書いてありました
それは「通貨発行益」という巨大な財源があるためだとのこと
ここが私はよくわかりませんでしたので何度も読み返しなんとなくそうかなと思った程度です
ただ無駄な財政出動は国民、政治家のモラル低下に繋がり安易にはすべきではないです
いわゆる選挙に勝つためのバラマキです
「財務省の自己防衛能力」についてはなるほどと頷く点がいくつもありました
・高額でも退職金のほぼ無税化
・公務員宿舎の安価さ
・財務安定説明の為の学校への講師派遣
・新聞紙の低減税成立(新聞社も財務省の手のひら)
(ちなみにNHKは10%)
・歳出増加に対する新聞社の同じような批判記事
新聞雑誌等マスコミ記事でもこのような意見は少ないです
何が本当なのか探っていきたいと感じました
お薦め度
★★★★☆
思った以上に健全な本です
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