あらすじ
オカルト、宗教、デマ、フェイクニュース、SNS。あなたは何を信じていますか
口さけ女はいなかった。恐怖の大王は来なかった。噂はぜんぶデマだった。一方で大災害が町を破壊し、疫病が流行し、今も戦争が起き続けている。
何でもいいから何かを信じないと、何が起きるかわからない今日をやり過ごすことが出来ないよ――。
飛馬と不三子、縁もゆかりもなかった二人の昭和平成コロナ禍を描き、「信じる」ことの意味を問いかける傑作長篇。
感 想
評判が高かったので読みした
良く言えば世相の変わり目を淡々と連ねています
悪く言えばだらだらだら(失礼)
登場人物は2人、オムニバス風に2人の人物を描いていますが、最後は接点ができ、人間の助け合う大切さを感じました
一人は柳原飛馬、1967年生まれ
地元高校卒業後首都圏の大学に入学
卒業後はボランティア活動で知り合った女性と結婚するが価値観の違いで離婚
仕事で知り合った人達と休日にボランティア活動に励む
50歳頃に退職を決意
もう一人は望月不二子(旧姓谷部)
年齢は不明なるも柳原より年上
人並みに結婚するが夫に先立たれ、2人子供もバラバラに住み、寂しいので何かしようとおもい偶然炊き出しのボランティアになる
柳原と知り合い時折一緒に活動
この間に起こる時事の出来事(あらすじに書かれたような)を乗り越える
私も見聞きした時事問題が話題の中に織り込まれています
一人生活が増えていく中で、生きづらさ、この先の行く末など考えながら読みました
--------------
以下をクリックしてもらえると嬉しいです(ブログ村)
↓
*イラストはフリー素材を使用しています
*クリックありがとうございますm(_ _)m