読書日記

読書の記憶のために

小説 フィクション

「彷徨う者たち」を読む//被災地に住む者として共感する

彷徨う者たち 作者:中山 七里 NHK出版 Amazon あらすじ 在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。 選ぶべき自分は刑事か、友か―― 災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完…

「帝国の弔砲」を読む//もし日露戦争で日本が負けた場合という想定小説

帝国の弔砲 (文春文庫) 作者:佐々木 譲 文藝春秋 Amazon あらすじ 佐々木譲による小説『帝国の弔砲』は、日露戦争で日本が敗戦した世界を舞台に、ロシアで育った日系移民2世の登志矢が数奇な運命に翻弄されていく姿を描いた改変歴史冒険小説です。 登志矢は…

「存在のすべてを」を読む//本屋大賞逃して残念

存在のすべてを 作者:塩田 武士 朝日新聞出版 Amazon 塩田武士著「存在のすべてを」を読みました あらすじ 平成3年に発生した誘拐事件から30年。 当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。 異様な展開を辿っ…

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