読書日記

読書の記憶のために

「ウクライナ戦争の嘘・佐藤優、手嶋龍一」//私は独裁国家が民主主義国家へ仕掛けた戦争だと思っている

 

 

あらすじ

 

ウクライナに軍事侵攻したロシアは言語道断だが、「民主主義をめぐる正義の戦い」を掲げるウクライナと、米国をはじめとする西側諸国にも看過できない深謀遠慮がある。

 

戦争で利益を得ているのは誰かと詰めれば、米露中北の「嘘」と野望と打算、その本音のすべてが見えてくる。

 

世界は迫りくる核戦争の恐怖を回避できるのか。停戦への道はあるのか。ロシアと米国を知り尽くした両著者がウクライナ戦争をめぐる虚実に迫る。

 

アメリカはウクライナ戦争の「管理人」
・ゼレンスキーは第三次世界大戦を待望している?
・英国秘密情報部が「情報」と「プロパガンダ」を一緒くたにする怖さ
・戦場で漁夫の利を貪る北朝鮮の不気味
・ロシアがウクライナ最大の軍産複合体を攻撃しないわけ
・米国とゼレンスキーは戦争を止められたはずだ
・戦争のルールが書き換えられてゆく恐怖
・恐るべきバイデンの老人力
プーチン核兵器に手をかけるとき

(出版社より)

 

感 想

 

佐藤優氏と手嶋龍一氏の対談形式本

佐藤優氏は元モスクワ駐在勤務外交官

手嶋龍一氏は元NHKワシントン支局長という経歴

 

佐藤氏はロシアのことについては公式なことから秘密情報に至るまで知り尽くしているとのこと

以前にも私はロシア関連本や書籍紹介は度々読んでいる

国際的知識は幅広く「知の巨人」とも言われているとか

 

冒頭でロシアにウクライナに侵攻したのはいつと捉えればよいかとの問いに対し「秘密情報も含まれているのですべてお話はできないが・・・」という部分からこれだったら敢えて対談本を作る理由があるのかと

現在は民間人なのにマウントの取り方にいささかげんなり

 

途中途中で如何に自分がロシアを知り尽くしているのかとのことを端々述べられるのでもっと言い方があるのでは無いかと思った

 

ロシア通だけあって文中にはロシア寄りとも思える発言やロシアとアメリカの軍事均衡を保つにはウクライナ領土を一部割譲すべきとの発言にはやはりロシア派なのかと思った

 

やはりこれはプーチンによるプーチンの為の戦争だ(佐藤氏は否定しているが)

 

ただ俯瞰的に情勢を見ているところは理解できた

 

これだけロシアのことを知っているのであればウクライナ戦争が始まった当時からマスコミで解説等してほしかった

 

最後にロシア行為はウクライナの国家主権と領土の一体性を毀損する国際法に違反する行為だ」を言い切ったことに安堵した

 

内容は理解できるが自分の考えとは合致しない

知識の幅を広げるには良いと思う

 

 

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