あらすじ
これは、「遠い昔」や「遠い場所」の話ではない。
なぜ、あの独裁者の台頭を許してしまったのか――。
「失敗」を繰り返さぬよう、わたしたちができること。
昨今、政治的状況や政治家の発言などがナチズムを連想させるという指摘は数多く、現在の日本はナチスが台頭していた頃のドイツに酷似していると言っても過言ではない。
ワイマル共和国という民主主義国家から、なぜナチズムが生まれたのか?
それは今の私たちにこそ突き付けられている問いだ。
本書は当時、ドイツの街頭や酒場で起きていた「暴力」に着目し、それが共和国の政治や社会を蝕んでいった過程をひもとくことで答えを探る。
ナチスの支配が、あるとき突然発生したわけではないことを、豊富な史料を駆使して明らかにする画期的な一冊。
当時の選挙結果の表や地図、関連年表なども収録!
読後感想
第一次世界大戦後のドイツは領地の一部割譲、莫大な慰謝料にたがが嵌められ一般庶民はかなり苦しい生活を強いられた
割譲した領地には地下資源豊富な地域が多くこれも負担を強いられる原因
ただ領土の全部が戦火にまみれたわけではなく中心部は貧困以外は通常の生活ができた
そのなかで政治的には社会民主党が政権を握っていたものの、共産党、ナチが力を付け国がまとまらない
戦勝国の西欧の戦後政策に誤りがあってロシアの共産党、ドイツナチズムの勃興が起きたのだろう
その中からナチズムが一層力を付けた
第一次大戦で抜本的なドイツ再生シナリオを描くべきだったと思う
本書は実に細かい
いつ何時ナチと共産要員が何名でケンカをしたとか詳細に書かれている
大部分はドイツ専門家ではなく一般人が読むのでそこまでは不要だと思った
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