読書日記

本は僕の宝です。

2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「フランス人はなぜ好きなものをたべて太らないか(翻訳本)」//スタイルを気にしていた仏人は太らなかった

フランス人はなぜ好きなものを食べて太らないのか (日経ビジネス人文庫) 作者:ミレイユ・ジュリアーノ 日経BP Amazon あらすじ ジムには行かない、食事を抜かない、パンもチョコも我慢しない……そんなフランス人はなぜ太らないのか。日々の暮らしの中で実践す…

「青い壺<第13話>//青い壺は作り主の手元に現れる(終)

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ 高名な美術評論家を訪ねた陶芸家の省造。スペインで見つけた「12世紀初頭の」掘り出しものとして、青い壺を見せられたが……。 読後感想 肺炎で入院していたのは高名な美術評論家だった 陶芸家牧…

「青い壺<第12話>」//青い壺の価値が揺れている

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ スペイン旅行中に急性肺炎になったという入院患者の男は、病室に飾った青い壺に触られそうになると、怒鳴るのだった。 読後感想 ある日本人がスペイン旅行中に骨董品店で掘り出し物を見つけたと…

「青い壺<第11話>」//青い壺はスペインへ

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ 世話になったシスターが45年ぶりにスペインに帰郷するときいた悠子は、青磁の壺をプレゼントする。壺はついに、海をわたる! 読後感想 修道会に入会したら親の死に目にも逢えないと言われた ただ…

「青い壺<第10話>」//黒いほうれん草スープ

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ 母校だったミッションスクールの初等科に栄養士として就職した、弓香の孫娘の悠子。野菜を食べさせたいと工夫を凝らすが、ある日… 読後感想 ミッションスクールで学校給食の栄養士として悠子は…

青い壺<第9話>//50年ぶりの女学校同窓会は散々

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ 女学校の卒業から半世紀、弓香は同級生たちと久しぶりに京都で集まる。戦争を経て子育ても終えた彼女たちは、家庭の状況も経済状態もそれぞれで……。 読後感想 50年ぶりの女学校の同窓会が京都で…

「青い壺<第8話>」//金持ち、泥棒に入られても高価なものは無し。

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ 長女が嫁ぎ、長男はアメリカに留学。姑は他界したある日、夫にレストランに誘われ…… 読後感想 池田厚子は長女が嫁いで空き部屋になったところの整理をしていた 長男は留学、姑は他界 だれも居な…

「青い壺<第7話>//優雅だった外交官夫人も戦渦に巻き込まれる

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ 息子の忘れ物としてバアのマダムが届けてくれた壺をみて、老婦人は、戦時中の外務官僚だった亡き夫との思い出がよみがえり、饒舌に語りだす。 読後感想 医師石田の父は外交官として海外に赴任し…

青い壺<第6話>//医師がバーに忘れていった桐箱の中には・・・

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ 夫婦ふたりで、戦後の焼け跡から始めたこじんまりとしたバー。医師の石田は、「御礼」と書いた細長い荷物を置いて帰った。 読後感想 医師石田は眼科患者から全快のお礼として桐箱入りの品をもら…

「青い壺<第5話>//長男の嫁が盲目の義母を追い出す

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ 老いて目が見えなくなった母親を東京の狭いマンションに引き取った千代子。思いがけず心弾む生活だったが…… 読後感想 実家には長男夫婦とその子供、そして母親が住んでいる 母親キヨは左右とも…

「青い壺<第4話>」//本人生存時から遺産の争い

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ 青い壺に美しく花を生けようと奮闘する芳江。孫を連れた娘の雅子が急に帰ってきて、婚家の醜い遺産争いを愚痴るのだが。 読後感想 芳江は自分の子供達が夫が元気で生存しているにも拘わらず相続…

「青い壺<第3話>」//事前情報収集せずに見合いはさせるなという話

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ 副社長の夫の部下の女性と、甥っ子を見合いさせるため二人を自宅に呼んだ芳江は、今どきの人たちに呆然とする。 読後感想 副社長の妻芳江が夫の部下の女性と姪っ子を結婚させようと見合いを仕組…

「青い壺<第2話>」//壺は副社長へ贈答品として贈る

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ 定年後、家でぼんやりする夫を持てあました妻は、世話になった副社長へのお礼にデパートで青い壺を買い、夫に持たせた。 読後感想 山田寅三は毎日印で押したように定時に家をで定時に帰宅する …

「青い壺<第1話>」//化学薬品で古風に魅せる技                                                                                                                                                                                                                                   

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ 青磁ひとすじに制作を続ける陶芸家の省造。ある日デパートの注文品とともに焼きあがったその壺は見る者を魅了した。 読後感想 焼いた陶芸品は薬品の浸かり方によって出来映えが異なる デパート…

「青い壺・有吉佐和子」//青い壺の流転を巡るストーリー

青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon あらすじ 無名の陶芸家が生んだ青磁の壺が売られ贈られ盗まれ、十余年後に作者と再会した時――。人生の数奇な断面を描き出す名作! シングルマザーの苦悩、すれ違う夫婦、相続争いに悩む娘の言葉を聴いてド…

「またどこかで〜大人の流儀・伊集院静」//仙台は木ばかり伸びている土地だと?

またどこかで 大人の流儀12 作者:伊集院 静 講談社 Amazon あらすじ 国民的ベストセラー「大人の流儀」シリーズ最終巻!伊集院があなたに贈る最後の言葉ーー数えきれない出逢いと別れを経験してきた作家が死の直前まで書き綴ったラストメッセージ。 人間は皆…

「鑑定・山田宗樹」//精神を高揚させる装置が災いとなる

鑑定 作者:山田 宗樹 角川春樹事務所 Amazon あらすじ 精神科医・葛西幸太郎は、市長選の候補者に対する殺人未遂および放火の実行犯・犬崎理志の精神鑑定を担当していた。犯行を淡々と語る犬崎に、葛西はある違和感を抱く。精神状態が安定しすぎているのだ。…

「有罪、とAIは告げた・中山七里」//AIに偽情報を挿入する企て。

有罪、とAIは告げた 作者:中山七里 小学館 Amazon あらすじ 緊急出版! 人工知能は罪を裁けるのか 東京地方裁判所の新人裁判官・高遠寺円は、日々の業務に忙殺されていた。公判、証人尋問、証拠や鑑定書の読み込み、判例等の抽出、判決文作成と徹夜が続く。…

「夢か現実か<嘘か真言か>」//生成AIによる出版物の盗作犯罪

嘘か真言か (文春e-book) 作者:五十嵐 律人 文藝春秋 Amazon あらすじ 相川梨子は中学生時代将来の職業としてスパイになりたいと思っていた ただスパイは現実的に職業としては成り得ず、ルポライターになりたい道を進んでいた 相川は詐欺事件のルポをまとめ…

「一か罰か<嘘か真言か>」//戸籍を売ったために、息子の人生も変わる

嘘か真言か (文春e-book) 作者:五十嵐 律人 文藝春秋 Amazon あらすじ 判事補日向由衣は勉強のため執行官常田と建物明け渡し命令に基づいて、あるアパートの住人に退去申し入れのために向かう アパートに部屋のカギを管理人に開けてもらったそこには人間が首…

「幸か不幸か<嘘か真言か>//外国人技能研修制度に疑問を呈す

嘘か真言か (文春e-book) 作者:五十嵐 律人 文藝春秋 Amazon あらすじ 日向由衣は以前裁判所見学会の時知り合ったリエンという中学生より相談したいとのことで司法研修時一緒だった永穂楓(現検察官)とプライベートなことで相談があった その内容とは父親が…

「喰うか騙るか<嘘か真言か>」//詐欺犯は二重詐欺まで考えている 

嘘か真言か (文春e-book) 作者:五十嵐 律人 文藝春秋 Amazon あらすじ 桃山晋平は大学を卒業したが、借金を500万円抱えている 奨学金だ 毎月2万円返済で利息込みで20年間かかる 新卒で就職した会社が嫌になって退職した 奨学金の返済負担が重荷に思っていた…

「嘘か真言か<嘘か真言か>」//ダイヤを盗んだ本当の理由を裁判官が解明した

嘘か真言か 作者:五十嵐 律人 文藝春秋 Amazon あらすじ 老婆が宝石窃盗犯で逮捕された リサイクルショップで宝石の現物を見せて欲しいと店員に要求し、更にケースから出してもらい室外で良く見たいと依頼した 店員が他の用事をしている間に老婆は持ち去った…

「嘘か真言か・五十嵐律人」//若き裁判官のリーガル小説

嘘か真言か (文春e-book) 作者:五十嵐 律人 文藝春秋 Amazon 説明 本書には短編5編綴られている それぞれのあらすじはブログ筆者僕が書く 6編とも繋がっているストーリー 以下は本書全体のあらすじで、出版社が書いたものだ 各編の基本となるものだ あらすじ…

「悪口の極意・村松友視」//悪口オンパレード

悪口の極意 作者:村松友視 静岡新聞社 Amazon あらすじ 無駄だとは 言わぬ美容師 言う鏡―。 静岡県島田市で20年にわたって続く 「愛するあなたへの悪口コンテスト」の大傑作をお披露目しつつ、 稀代のエッセイストで、第1回から審査委員長を務める村松友視氏…

新年おめでとうございます

明けましてめでとうございます 本年もたくさんの本を読んで教養を身につけたいと思います 当ブログもよろしくお願いします -------------- 以下の画像をクリックしてもらえると更新の励みになり嬉しいです(ブログ村) ↓ にほんブログ村 *イラストはフリー…

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