あらすじ
国民的ベストセラー「大人の流儀」シリーズ最終巻!
伊集院があなたに贈る最後の言葉ーー数えきれない出逢いと別れを経験してきた作家が死の直前まで書き綴ったラストメッセージ。
人間は皆が強く、
逞しい生き物ではないが、弱々しくて、
くじけてばかりいる生き物でもない。
踏ん張りきれないように思えても、
そんなに簡単にはこわれない。
人間の身体には、
そういうものが備わっているのだ。
”人々はいろんな事情をかかえて、
それでも平然と生きている”
ーー伊集院静
読後感想
以前読んだ本書シリーズ大人の流儀で伊集院静は週刊誌で上から目線で人生相談に載っている旨批判的なことを書いた
だがよくよくあとから考えたら相談する人は相談するに適した相手も見つからず藁にもすがる気持ちで投稿しているので、回答者が曖昧な答えだと一層悩むだろう
だから伊集院氏はズバッと切り込んだ答えをしているのだと思った
著者には申し訳ないと一人心の中で謝っている
著者の本で読んだのは2冊目だが、本書は週刊誌への連載コラムである
だから読者層を想定してペンタッチも軽い
ただ文章の一言一言には重みがあり人生70数年を生き抜いた芯が貫いているように思えた
ただひとつだけ仙台について書かれた「仙台は杜の都と言うが、ようはあちこちに木ばかり伸びている土地である」
同市に住んでいる僕としては著者の愛情溢れる表現だと理解した
著者の住んでいた富裕者向け戸建て住宅街は美観をかねて多く植樹されているか、以前から育った樹木なども育った地域なのだ
市の中心部には意識して植樹されているが周辺の住宅街は他の地域と変わらないと思う
ちょっと一言付け加えたくなった
それから我が家でも猫を飼っているが、自分達が買われているのでは無いかとの表現には同意したい💦
墓の中で耳にしてくれると嬉しい
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