読書日記

本は僕の宝です。

「破談屋・深町秋生《警察の標》//警察官の結婚相手身辺調査

 

 

あらすじ

 

山形県警の警務部監察課に所属する巡査部長・葛尾静佳は、警察官の不適切な交際関係を調査し、必要に応じて関係を解消させる“破談屋”として知られている。

 

ある日、静佳はエリート警部補の結婚相手となる看護師の身辺調査を命じられる。

部下と共に看護師のアパートを張り込む中、予想外の人物が現れ、事態は思わぬ方向へと展開していく。

 

この作品は、刑事課ではなく警務部監察課という警察組織の“裏方”を舞台に、警察官の私生活に踏み込む特殊な任務を描いている。主人公の山形弁が物語に独特の味わいを加え、コミカルさとリアリティが融合した作品となっている。

 

読後感想

 

よく考えれば警察官の結婚相手やその家族に反社がいればトラブルがあったとき困るので調査には納得した

 

正木雄一郎警部補の婚約者は平野仁美、看護師だ

弟は高級旅館の厨房で働いているし父母、祖父母も含めて一家に前科者はいない

 

葛尾静香は3回続けて結婚にストップをかけたため「破談屋」と陰で言われていた

 



今回平野仁美を調べるに当たって彼女の住むアパートを監視していたところの車が止まりある男が出てきて仁美の部屋に入った

調べたところ山形に拠点を置く暴力員の所有する車で所有者に前科歴があった

 

仁美が看護学生だった当時の同級生から当時の生活状況を元同級生に聞いたところ夜の喫茶店でアルバイトをしていた当時の悪い噂が出て来た

しかもこれを確認するためにそのバイト先を見張っていたところ近くで暴力団同士のケンカがありこれに巻き込まれてしまった

 

ところが後日、正木の頭脳明晰ぶりをよく知る山形の一流銀行の頭取が将来正木を後継者にしようとして、現在正木と婚約中の女性とを別れされ、正木を自分の銀行の入社させ、娘と結婚されるための芝居だったことがわかる

 

それを元警官の探偵社に依頼したとことから判明

 

破談屋葛尾静香の面目なしということになった

 

どちらの結婚相手が良かったのかは年数が経過すればわかるでしょう

警察官の妻も大変な役割だ

--------------

以下のバナーをクリックしてもらえると更新の励みになり嬉しいです

 

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

*イラストはフリー素材を使用しています

*クリックありがとうございます

--------------