あらすじ
息子の忘れ物としてバアのマダムが届けてくれた壺をみて、老婦人は、
戦時中の外務官僚だった亡き夫との思い出がよみがえり、饒舌に語りだす。
読後感想
医師石田の父は外交官として海外に赴任していたが、日本に帰任したが戦況厳しくなって高貴な暮らしもどん底に
それでも父は欧州赴任の時味わった調理を母に見せたくてジャガイモなどに手を加え、さも欧州風料理としてもてなしたこともあった
ただ父も海軍へ招集され戦火で亡くなった
母は優雅に暮らしていたときのことを思い出し息子には聞かせるのであった
ただ息子は何回も聞かせられているようで、そこから抜け出したかった
母は兄嫁に薄黄色の花ならなんでも良いから壺に入れて仏壇に供えて欲しいと言う
その後自宅は空襲に遭い高貴な容器や飾り物などすべて焼けてしまった
その中に「青い壺」が含まれていた
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